QFDとは何か?

QFDとは何か? 断トツ製品を開発することにフォーカスしたQFD活用とは?

QFDとは?

QFD(Quality Function Deployment: 品質機能展開)は、顧客ニーズ(Voice of Customer)を起点に、製品開発に関わる様々な活動を一気通貫に管理する手法です。

QFDは、顧客ニーズを実現するために、開発設計~生産技術~調達~製造~品質保証などの各工程で何をすべきかを明確にすることで(各工程での目標と課題の明確化)、顧客満足度の高い製品を確実に開発するための体系的アプローチです。

QFDは日本生まれの手法で、その源流は、1960年代後半の、品質保証の管理点を明確化する活動と、VE(価値工学)の思想から発生した機能展開の活動に遡ります。

そして1972年に、「二元表」を使って顧客要求品質(ニーズ特性)を品質特性(技術特性)に変換し、設計目標値を検討する「品質表」が発表されました。それがきっかけとなり、「品質表」を起点としてFMEA表、QA表、工程管理表、QC工程表などが組み合わされて「品質機能展開」手法へと発展していきました。

1980年代には、当時日本メーカからの輸出攻勢に苦戦していた米国産業界でもQFDの適用が進みました。日本製品の高い品質や無駄のないものづくりを支える要因のひとつがQFDにあると考えられたのです。
その当時米国企業や業界団体に招かれてQFDを指導した福原證(あかし)氏(現在IDEAの取締役)の名前をとって、米国ではQFDは「Fukuhara Method」とも呼ばれています。

1990年代後半になると、多くの企業で開発設計期間の短縮が求められるようになり、すべての工程でQFDで広範な検討を行うことは多大な労力を要するため、部門によっては敬遠されるケースも出てきました。
その結果、商品企画、開発設計、生産技術、部品調達、品質保証などの各工程に的を絞ったQFDの活用方法が求められるようになっていきました。

 

IDEA-QFDは、従来のQFD活用とどう違うのか?
~断トツ製品を開発することにフォーカスしたQFD活用~

開発企画の構想段階にフォーカス


IDEA-QFDは、製品開発・技術開発の企画構想段階にフォーカスしたプロセスです。それには理由があります。

2003年にIDEAを創業してから数年間、クライアント企業からの依頼のほとんどは、「重要な開発課題を解決したい。今のアイデアでは抜本的な解決ができない。TRIZで新しいアイデアを出して革新的な課題解決をしたい」という「課題の解決」でした。

しかしその後、2008年のリーマンショックの時期を境に、クライアント企業の悩みは、「何を開発すればヒット製品に繋がるか分からない。課題を解決しようにも、どんな課題を解決すべきか見えない」という「課題の設定+課題の解決」へと変わっていきました。

QFDのプロセスで言えば、「顧客ニーズを如何に確実に実現していくか」から、「魅力的で差別化された製品につながる顧客ニーズを如何に発掘するか、如何に見究めるか」といった企画段階の重要性が高まったことを意味します。

IDEA-QFDでは、この「顧客ニーズの発掘。開発の優先課題の設定」にフォーカスすることで、クライアント企業の断トツ製品開発を支援します。


メリハリの効いた開発企画、潜在ニーズの発掘


クライアント企業の悩みが「課題の設定」へとシフトしていった背景には、「顧客要求に応えるだけでは売れなくなった」、「顧客自身が何が欲しいのか話してくれない(分からない)」といった状況があります。
こうした変化は、多くのビジネス書やメディアでも指摘されていますが、実際に私たちのクライアント企業が開発現場で経験している変化です。

IDEA-QFDでは、
・顧客の価値観や行動に基づくユーザ体験(UX)
・顧客が製品をどう使い何をするか(コト)と製品の機能(モノ)の関連分析
・ニーズの充足と顧客満足感の関係を考える狩野モデルによる顧客ニーズの優先付け
・イノベーション支援ソフトウェアGoldfireを活用した用途・課題・ニーズ探索
などの新しい考え方・ツールを活用することで、顧客自身も気付いていない潜在ニーズの発掘や、メリハリの効いた開発優先度の決定を、合理的で繰り返し活用可能な手順で実践します。


QFD-TRIZの連携活用で、妥協のない目標設定と実現が可能


IDEA-QFDの大きな特長は、後ろにTRIZによる革新的な課題解決プロセスが控えていることです。

QFDで如何に魅力的な企画ができても、技術的な実現可能性の目途がつかなければ、企画は”絵に描いた餅”に終わります。
逆に実現可能性を考慮すれば、本能的に開発設計リスクを回避するので、開発企画は、実現性は高いものの従来の延長上の代わり映えのしない企画に落ち着きがちです。

QFDによる開発コンセプト創出(課題設定)と、TRIZによる革新的な課題解決を連携することで、「今の技術やアイデアの延長ではとても無理」と、普通なら諦めるような開発コンセプトでも、合理的かつ創造的にその実現に取り組むことができます(QFD-TRIZ手法連携を活用した革新的な製品・技術開発、新規事業創出などの企業事例はこちらからご覧ください)。

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