「考えるためのヒントが役立つわけ 」

「考えるためのヒントが役立つわけ 」

こんにちは IDEAの前古です
 
そもそも「考えるためのヒントを与えてくれる方法」があるとして
本当に役立ちそうなのかを考えてみたいと思う
ちょうどぴったりな例がある 今から簡単なお絵描きをしてみよう

この文章を書いているのは 6月の梅雨時期 
季節としてはちょっとはずれてはいるが
1か月前のそれを思い出しつつ絵を書いてみようという話
とはいえ 今年の5月は新型コロナウイルスの猛威で
緊急事態宣言が発令されていた真っ只中だったから
今年はそれをあまり目にしていないかもしれない 
4
月の桜も同じだなぁ・・・
 
さて 題材は「元気よく風にたなびく こいのぼり」である 
簡単な絵でかまわない けっして絵の上手下手を競うつもりではない
筆記具を用意してみよう 筆記具がないときは頭の中で
イメージして描いてみてもかまわない
今から思いついたこいのぼりの絵を描いてみよう 
元気よく風にたなびかせて下さい 30秒ほどで  
         ・
         ・ 30秒経過
         ・
さぁ 描けましたか? 皆さんはどんなこいのぼりを描いただろうか

いよいよ回答です 
とはいえ正解があるというわけでないのです
一般的に皆さんが描いたであろうこいのぼりの姿を
このコラムの最後に載せてあるのでご覧いただきたい

その図中にある95%以上という数字は 控えめな数字で本来もっと多いかもしれない
既に4万人以上にこのお絵かきゲームをした その中には外国人も1000人以上いる
(外国人対象の場合は こいのぼりではなくお魚を書いてみようが題材)
左利きの人の傾向だけを集めても95%以上という結果は変わらない 
男女という違いもなく 日本人だけの傾向でもなく アジアとか欧米とかのくくりでもなく 
人類はどうしてもお題の対象物を(こいのぼりも、お魚も)左向きに書いてしまうのだ

現実に左向きのそれは巷にあふれている
どこにって?
日本の横断歩道の場合は 上に赤青信号があって下が青信号
上の赤信号は直立不動の姿勢だが 下は全国中の信号が左に歩いている青い人なのだ
日本はもとより世界中で、横断歩道の信号機の青表示の人が
多くの国で左向きに歩いているのだ

もっと言うと非常口のマークもそうだ 
いざという時にパッと目に飛び込んで来て認識出来なくてはいけない非常口の緑色の人! 
どこでも見つけられるので観察してみてほしい
多くのそれは 緑色の彼が(彼女かもしれないけど)左に駆け抜けて設置されているのだ 
気にしだすと事実あちこちで目にする非常口のパネルはそうなのである

なるほどと思ってもらえるかな? 本当にもともとずっとそうなのだ
人は当たり前にそう思考するようだ 
脳科学なのか人間工学の世界なのかは知らないが既知の事実なのだろう
例えば 焼き魚とか煮魚を 魚の頭を左に向けて食しているとき
無理やり右向きにしてみると体感できる
左向きだったときは 美味しそうにみえてたのに
右に向けたとたんに 美味しそうに見えない
というより 何となく違和感を感じる
きっと 私だけではないはずだ 試してみるとわかります

さて 人はそもそも同じような考え方をしたり 思い込みが激しかったり
思いつかない方向などが多分にあったりして ある意味共通している部分が多いのである

言い方をかえると凝り固まっている出来上がっている部分?かもしれない 
自然にそうなってしまうといった抗えないことが多くある 
無意識に働いてしまうわけだからどうしようもない
これは 発想力の豊かな人だって発想が得意ではない人だって同じなのだ
だから 自分は発想することが苦手と思っている人もそう悲観することはないのである
あまり変わらないのだと思えば良いのである 埋められないほどの差ではないのだ

ただ 発想力の豊かなアイデアマンたちはどこが違うのだろうか?

冒頭のこいのぼりの例でいえば 最初に左側にポールを書こうが右側にこいがたなびこうが 
そこまでは一緒 しかしその後が違ってくる
こいのぼりを下から見たらどう見える? こいの上に乗ってしまったらどう見える?
こいの中に入ってしまえばどんな風に見える?など 
いろいろな視点から見たこいのぼりをイメージでき 多角的に気付く能力を持っているようだ
それは 思考の視点をずらす能力であり 大きな違いは「もしこうだったら」、
「例えばこのように考えた場合」といったあらゆる角度からのヒントを思いつくことを
自身で当然のように出来るのである

あなたの周りのアイデアマンたちはそうではないだろうか 
問題に対し答えを出す過程で 様々な視点や多くの角度をもとに
たくさんの道筋を考えることができる
きっとそれこそが長けた能力なのではないだろうか

TRIZに話を移してみる
なぜ溢れんばかりに発想ができないのか 革新的なそこに行けずにいるのか
TRIZ
ではこんな記述がある 
<革新を生み出す際の問題点として代表的な4つ>
1.心理的惰性
  :特定のコンセプトへのこだわり 無意識に働いてしまう
2.限られた分野での知識
  :過去の経験への依存 自分の専門分野の知識だけに偏りがち
3.的外れの目標
  :システムの問題点に対して正確な原因の把握が不十分
4.トレード・オフにより解決してしまう
  :折衷案や妥協案的に上手にチューニングして解決する

こいのぼりのそれは 
1.心理的惰性 無意識に働いてしまう思い込みの話でした
2.3.4に関しては いずれ紹介できたらいいかな

さてTRIZは 一生懸命考えてはいるが良い道筋が見えてこないという人にも 
多彩にヒントを与えてくれるといった方法論である
しかも そのヒントは先人がもたらした努力のたまものである世界中の特許という
人類の財産である英知をもとに分析し規則性や普遍性を見出したものであり
私たちの先輩諸氏が苦労に苦労を重ねた結果から「こう考えたら解決できたよ」と
解決のための思考のヒントそして方向性を示してくれる

こんな問題はこの視点で考えると解決の糸口が見つけられるはず
そのような課題ならこのような打ち手でのぞむと達成が出来るはず
といった具合に 経験で得られた事実を元により早くより多くの視点や考え方を
より良い方向にむかってヒントを与えられるとなると
誰だって今よりは答えが出しやすくなる
つまり 発想がしやすくなり飛躍的にステップアップできる 
普通の人が アイデアマンにそしてスーパーマンに!
もしかすると 類いまれなるウルトラマンになれる可能性を秘めているのである!!
だって 目的地に向かって最も早くいける近道を教えてもらえるのだから

前古@IDEA

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